やっと読めた

間宮兄弟 (小学館文庫)

間宮兄弟 (小学館文庫)

本は文庫で読むのが好きなので(重いから)(あと場所もとるし)文庫化をずっと待っていました。映画を観たときにその空気がとても好きで、例えば徹信が新幹線を眺めている姿とか、兄弟でグリコじゃんけんしながら歩く商店街とか、そうゆう風景が浮かんでくる小説でした。映画を観てしまったことによってどうしても兄弟の顔があの2人になってしまうんだけど、意外と合っているんじゃないかしら。でも映画には終始楽観的なほんわりした空気が流れていたけど、小説はやっぱろ江國さんらしい毒っていうか棘っていうかなんていったらいいかわからないんだけどそうゆうものがちらほらと潜んでる気がします。おもしろかったです。