妖怪より怖いのは人です

最近顔がやつれるという経験をしました。丸顔でもやつれるんですね。クマとのハーモニーですっぴんの顔は妖怪じみてます。

しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)

しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

ねこのばば しゃばけシリーズ 3 (新潮文庫)

ねこのばば しゃばけシリーズ 3 (新潮文庫)

そんなわけでしゃばけシリーズです。電車のつり広告で見かけたのがきっかけで買ってみました。きっかけなんてどこに転がってるかわかりません。身体の弱い若だんなが妖たちと事件を解決していくお話です。細かいことはネタバレになるとつまらないので書きませんけどここに出てくる妖がみんないい!若だんなさ無事ならあとのことはどうでもいい手代(に扮している)の犬神や白沢、いつも1番が大好きな鳴家、ちょっとひねくれものの屏風のぞきなど個性豊かな妖がたくさんでてきて、その中心にいる若だんながまたいい男なんです。両親には大福もちの上に砂糖をてんこ盛りにしてその上から黒蜜をかけたみたいに甘やかされて育ったくせに全然甘ったれてない。でも朝昼晩に違う病気で寝込むほどに身体が弱いのでちょっとでも咳き込もうもんなら手代たちに小脇に抱えられ布団に押し込められてしまう。そんな主人公ステキ。というわけで面白くて夢中で読んでます。そもそも私は鳴家という妖怪がとても好きなのです。だって小鬼ですよ。大人になっても小さい鬼。かわいすぎる。