私とイエローモンキーの出会いは確かもう15年近く前のことだったと思います。当時よく聴いていたラジオのCMでアバンギャルドで行こうよが流れてなんじゃこりゃーと思っていたらそのラジオのパーソナリティーを吉井さんがつとめていました。朝の3時から5時という時間は中学生だった私には起きているのがありえないような時間だったんですけどそれでも起きていられたときは夢中で聴いていました。私が音楽にのめりこむきっかけはhideで、私にロックスターというものを教えてくれたのは吉井さんだった気がします。正直15年間ずーっとイエローモンキーに夢中だったかといえばそんなことはなくて、いろんなバンドが好きだったし、ライブだってインディーズのちっちゃいバンドばっかり行っていてイエローモンキーは音楽を聴きながら「やっぱりイエモンはいいわー」って思ってるだけの時期も相当ありました。多分私が夢中になって好きだった吉井さんはもういません。イエローモンキーはなくなったし、吉井さんも変わったし、もちろん私だって変わりました。中学生の子供だった私はもう29歳です。でもやっぱり吉井さんはあの頃と変わらず音楽をやり続けているし、私の中での吉井和哉は最高のロックスターです。生きているうちに吉井和哉がこの本を出版してくれてよかったと思います。

そう初めて感じる喜びの多さ
過去を抱きしめDon't Look Back in Anger
Don't Look Back in Anger
飛び立て

さあ行きなさい